おススメの文庫本

「キャサリン・ダンスシリーズ」最後の最後まで予想を覆される展開がたまらなく面白い!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

最後まで展開が読めないストーリ「キャサリン・ダンスシリーズ」

もっと早くジェフリー・ディーヴァー氏の作品と出会いたかった。描写表現が素晴らしい作家は多いですが、 ディーヴァー氏 も言う事ありません。物語の展開も早いので サクサクと読めます!ドンデン返しの結末には驚かされます。

スリーピング・ドール

1作目:頭のキレる凶悪な犯罪者との駆け引きが面白い。


「BOOK」データベースより
他人をコントロールする天才、ダニエル・ペル。カルト集団を率いて一家を惨殺、終身刑を宣告されたその男が、大胆かつ緻密な計画で脱獄に成功した。彼を追うのは、いかなる嘘も見抜く尋問の名手、キャサリン・ダンス。大好評“リンカーン・ライム”シリーズからスピンアウト、二人の天才が熱い火花を散らす頭脳戦の幕が開く。

いつもの得意の手で人をコントロールするのが得意なダニエル・ペル。その上を行くキャサリン・ダンス。しかし、ペルはダンスが経験した事のないような犯罪者で一体何を興すのか予想をつかない行動を起こす。

ペルの行動が予測に行き詰ったダンスは、ペルの動向を知ろうとして、以前にペルと生活を共にした経験のある女性3人から話を聞いてペルの行動を予測する。しかし。。。予想だにしないドンデン返しの結末は最高です。

作者のジェフリー・ディーヴァー氏は”007”の「白紙委任状」のストーリを依頼されたほどの人物です。 話の展開、人物の表現の仕方なども映像を見ているかの如くうまく表現されてサクサクと読めます。ディヴァ―氏の他の作品も読んでみたい。個人的に大好きな作家が増えたのも嬉しい。


ロードサイド・クロス

第2作:いじめ問題から発展していくネット社会を背景にした事件を捜査 。


「BOOK」データベースより
路傍に立てられた死者を弔う十字架―刻まれた死の日付は明日。そして問題の日、十字架に名の刻まれた女子高生が命を狙われ、九死に一生を得た。事件は連続殺人未遂に発展。被害者はいずれもネットいじめに加担しており、いじめを受けた少年は失踪していた。尋問の天才キャサリン・ダンスは少年の行方を追うが…。

事件は女子高生の殺人未遂の事件から発展し、サイトで卑猥な言葉でいじめられて失踪した少年をダンス捜査官が追う。今回もキネシクスの力を発揮させて尋問の嘘を暴いて捜査を進めていきます。

ロードサイドクロス事件と並行し、前作で入院中に安楽死させた事件の容疑者となったキャサリンの母親の行動がキャサリンを苦悩させます。安楽死事件についての行く末も楽しみの1つ。

ロードサイドクロス事件の捜査協力者となったカリフォルニア大学のジョン・ボーリング 教授との関係も面白い。今後の展開が気になります。

今回の作品も一気読みで楽しめました。キャサリンを取り巻くキャラクタの行動に注目していきたい。

  • キャサリンを支えるオニール、奥さんと別居になったが今後は…
  • キャサリンから総スカンを食らう空気を読めない上司オーヴァービー
  • ジョン・ボーリング 教授との関係性
  • キャサリンとTJの会話

シャドウ・ストーカー

第3作:ストーカーが起こす殺人事件


「BOOK」データベースより
キャサリン・ダンスの友人で人気歌手、ケイリーはストーカーに悩まされていた。メールアドレスを変えても頻々とメールを送りつける男エドウィン。彼が数日後のコンサートに現れるという。ダンスが事態の対応に乗り出した矢先、ケイリーの側近が殺害された…。

休暇中にキャサリンは友人の人気歌手ケイリーのコンサートを見るためにケイリーを訪れたところ、ストーカー被害に困っている事がわかる。その後にケイリーのグループのスタッフでもあり恋人が殺害されてしまう。キャサリンは友人ケイリーの為に殺人事件の解決に向け地元警察のサポート役として捜査が開始される…。

今回はキネシクス の出番はそれほど多くはありませんでしたが、キャサリンはしっかり確実な仕事をしているというのが理解できる場面が多かったです。 ”AからBへ、跳んでXへ”の発想で犯人目線の考え方がすばらしい結果を生みます。

さて、気になるサブストーリーの人間関係について。

  • ボーリングが相談も無しに引越しするという話もあり気が動転している所で、オニールといい雰囲気になってキスに至るが、ボーリングの話には誤解があった事が後で判明して、更に素晴らしいお誘いの声がかかる。同時にオニールは離婚が成立する。微妙な三角関係…。人間嘘発見器の仕事の優秀なキャサリンも一人の女性ですね。一体どうなることやら。楽しみです。
  • 今回の事件では、オーヴァービー、TJの出番は控えめでしたので、キャサリンとの楽しいやり取りは少な目で残念。また次回に期待。

本編も気になる人間関係のストーリーも楽しめました。


煽動者

第4作:集団パニックを故意に起こす事件


「BOOK」データベースより
ボディランゲージから嘘を見抜く天才、キャサリン・ダンス捜査官。彼女が尋問の末に無実との太鼓判を押して釈放した男が麻薬組織の殺し屋だったと判明、責任を負って左遷されてしまう。だが左遷先で彼女は、満員のコンサート会場にパニックを引き起こして人々を殺傷した残忍な犯人に立ち向かうことに…。

たった1回の失敗で優秀なキャサリンが左遷させられてしまう事自体が事件のような気がしますが、今回はその左遷先の民事部の事件に立ち向かう。

コンサート中に発生した火災から一気に全員が出口に向かい将棋倒しとなって、犠牲者が出る事故。しかし事故ではなく事件である事がわかる。犯人は次々と集団パニックの事件を起こしていくのだが、なかなか足取りがつかめない。

犯人は人の死体などの普通は目が当てられないようなグロい画像が大好きな人種。それに加えて頭もいいし、容姿もいい。こんな人が本当にいるんでしょうね。

今回はこの事件の話とキャサリンの息子のウェスの話も並行して楽しめます。さらにシークレットクラブに入った娘のマギーの話も面白い。キネシクスの達人のキャサリンも騙されます。最後にはいつものドンデン返しも。

さて、気になる人間関係の進展。

  • TJスキャンロンは仕事の出来る男です。今回のキャサリンをサポートする活躍ぶりはバッチリでした。
  • 今回のオーヴァービーはそれほどの駄目だしはありませんでした。けど、この人も好きです。
  • 三角関係のけりが付きます。ボーリングとは1年ほど付き合ってはいるようですが、今だにオニールへの思いも捨てきれないキャサリン。しかし、この上ないタイミングが訪れます。ボーリングは男としてカッコいい!お楽しみです。

三角関係はもっと引っ張るのかと思ったら、あっさり片付けられましたね。けど、いい関係はこれからも続く感じで気持ちの良い終わりでした。



  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

コメントを残す

*