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「リンカーン・ライムシリーズ」証拠から捜査に結びつく過程の面白さ、最後のドンデン返しがたまらない

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キャサリン・ダンス を先に読み始めたのですが、キャサリン・ダンスで初めて登場したのはライムシリーズの”ウォッチメーカー”であることを知り、これは読まないといけないなという事で「リンカーン・ライムシリーズ」も読み始めました。
ちなみに”ウォッチメーカー”はシリーズ7作目となります。

ボーン・コレクター

1作目:骨が大好きな犯罪者の話。


「BOOK」データベースより

ケネディ国際空港からタクシーに乗った出張帰りの男女が忽然と消えた。やがて生き埋めにされた男が発見されたが、地面に突き出た薬指の肉はすっかり削ぎ落とされ、女物の指輪が光っていた…女はどこに!?NY市警は科学捜査専門家リンカーン・ライムに協力を要請する。彼は四肢麻痺でベッドから一歩も動けないのだが…。

この犯人には「外見より中身が大事」って言う言葉が似合うのですが中身の意味が一般人と違います。その違う中身というのは「骨」です。こよなく骨を愛している犯人の物語です。

ネズミの餌食とか海の満ち引きとか非常に残忍な犯行のやり口は気持ち悪い。

四股麻痺の天才ライムの初作品となるのですが、この作品を読んでて思ったのは始めの方のライムのような偏屈な奴は嫌い、何かと自分中心のような態度がイライラさせます。しかしライムのやり方に逆切れして一度現場を離れた美人の巡査アメリア・サックスがライムの元に戻ってきてから流れが変わり、ライムへの感情も少しずつ和らいでいきました。

また、ライムが長年に計画した自殺の計画をサックスが思い留めさせる場面ぐらいから、ライムとサックスのコンビになる関係性が出てきました。サックスはライムの手足となるかなり重要な役割をこなし、ライム同等以上の頑固さが目立ちつ警察官です。このコンビネーションが次にどうつながるのか楽しみ。

最後のドンデン返し場面は、ちょっと強引な印象はありますが全体的に面白かったので良しとしましょう。

メインキャラは今回の作品で出てきたと思います。これからメンバがどうなるのか、一般人なのにFBIにも偉そうな態度に出れるライムはどうなっていくのか、犯人を追い詰めていくストーリーにも期待します。ライムシリーズも一気読みできる素晴らしい作品です。

コフィン・ダンサー

2作目:陽動作戦が巧みなダンサーとそれを先回りしようとするライムの駆け引きが面白すぎ!

出版書誌データベースより
FBIの重要証人が殺された。四肢麻痺の科学捜査専門家リンカーン・ライムは、「棺の前で踊る男(コフィン・ダンサー)」と呼ばれる殺し屋の逮捕に協力を要請される。巧みな陽動作戦で警察を翻弄するこの男に、ライムは部下を殺された苦い経験がある。今度こそ…ダンサーとライムの知力をつくした闘いが始まる。

飛行機事故で夫を亡くしたが、それでもなお仕事を続けようとする奥様の根性というか肝っ玉がすごい。犯人は棺桶の前で踊るという異名もつコフィン・ダンサー。ライムは以前にコフィン・ダンサーにより部下(大事な人)を殺された背景があり今回は復讐でもあります。

今回も証拠からダンサーを追っていきますが、ダンサーさえも驚くライムが織りなす先回り作戦が面白い。

さて、サブストーリーとなる1作目から気になる関係であったライムとサックスの進展も気になります。本作品は1作目から1年半ほど経過した話となりますので、もっと進展してても良い感じですが。。こちらも楽しめます。

何と言ってもやっぱり最後のドンデン返しでしょう。今回も驚きの結果となっています。1作目を越える良い作品でやはり一気読みでした。

エンプティー・チェア

3作目:少年の深い愛情と犯罪者の行動が複雑に絡んだ作品。サックス危機一髪

出版書誌データベースより
脊椎手術のためにノースカロライナ州を訪れていたライムとサックスは、地元の警察から捜査協力を要請される。男一人を殺害し二人の女性を誘拐して逃走した少年の行方を探すために、発見された証拠物件から手掛かりを見つけるのだ。土地勘もなく分析機材も人材も不十分な環境に苦労しながらも、なんとか少年を発見するが…。

脊椎手術が目的だったが、手術が2日後で時間の余裕があったがために捜査協力する事になり、土地勘がない場所においても何とか女性を連れ去った少年を逮捕に至るが、少年の言動や行動を見て感じたサックスは少年は犯人ではないと判断し、留置所から脱走を行う…

脱走後の周囲を取り巻く警察官の行動が面白すぎる。一体誰が正しい行動をしているか混乱するほどバタバタ劇が続きます。

サックスとライムの関係は恋人関係になっており、ライム自身が少しでも動けるようになりサックスに寄り添いたいという強い意志で今回の一か八かの手術に挑むことを決意してノースカロライナ州に来たのですが、結局手術はうまくいくのかというのがサブで楽しめる話です。

最後の最後までどんでん返しが繰り返される。今回も読みだしたら止まらない。

石の猿

4作目:中国からの密入国者が狙われる事件

出版書誌データベースより
中国の密航船が沈没、10人の密航者がニューヨークへ上陸した。同船に乗り込んでいた国際手配中の犯罪組織の大物“ゴースト”は、自分の顔を知った密航者たちの抹殺を開始した。科学捜査の天才ライムが後を追うが、ゴーストの正体はまったく不明、逃げた密航者たちの居場所も不明だ―果たして冷血の殺戮は止められるのか。

リンカーン・ライムの力が話の始まりから発揮されます。捜査から密航船を追うのだが、追跡されている事がわかったゴーストは密航船を沈没させてしまいます。

ゴーストは自分の顔を知られた密航者を殺していくが何人かは殺害を免れてニューヨークへ。場面はニューヨークに変わり引き続いてリンカーンとゴーストの戦いが始まる…。

中国人の公安局の刑事ソニー・リーがリンカーンの捜査に加わるのですが、リーのリンカーンへの対応や中国流の捜査のやり方がシビレます。特にリンカーンへの対応が素晴らしく、その対応にもリンカーンも心を開く。

今回も前作から引き続いて脊椎手術を行うのだが今回こそはうまく手術は成功となるのかというのも楽しみの1つ。

どんでん返しはいつも通り楽しめますが、いつもよりパンチが弱かった感じですが楽しめました。

魔術師(イリュージョニスト)

5作目:二転三転と騙されるマジシャンの事件。リンカーン危機一髪!

出版書誌データベースより
ニューヨークの音楽学校で殺人事件が発生、犯人は人質を取ってホールに立てこもる。警官隊が出入り口を封鎖するなか、ホールから銃声が。しかし、ドアを破って踏み込むと、犯人も人質も消えていた…。ライムとサックスは、犯人にマジックの修業経験があることを察知して、イリュージョニスト見習いの女性に協力を要請する。

人様々な意見がありますが、私は今までの作品で1番好きな作品です。

犯人が現場から消えるという事件から始まり、次々に事件がおこす犯人ですが、予想外に警察の手が早く現場で取り押さえられるような場面となりますが、イリュージョニストの技でその場を切り抜けます。

その後、カーラという本名を最後まで名乗らなかった若きイリュージョニストが捜査に加わり、その活躍がライム、サックスが陰るぐらいの活躍を見せます。そのイリュージョニストの技は流石のライムも絶賛せざる得ないほど。

今回の作品はこうだろうと思う予想は必ず裏切られます。最初のサックスの昇進試験から始まり、最後の最後まで何回も裏切られました。

介護施設にいる母親を養うイリュージョニストのカーラの行く末、昇給試験のサックスの結果はどうなるのか。最後まで楽しめる最高の作品でした。


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