文庫本

「渚にて」気持ちが安らぐ、人の美しい心を表す素晴らしい物語

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「渚にて」気持ちが安らぐ、人の美しい心を表す素晴らしい物語

1958年に発行された本で、第3次世界大戦の後のオーストラリアでの物語。

「BOOK」データベースより

第三次世界大戦が勃発、放射能に覆われた北半球の諸国は次々と死滅していった。かろうじて生き残った合衆国原潜“スコーピオン”は汚染帯を避けオーストラリアに退避してきた。ここはまだ無事だった。だが放射性物質は確実に南下している。そんななか合衆国から断片的なモールス信号が届く。生存者がいるのだろうか?―一縷の望みを胸に“スコーピオン”は出航する。迫真の名作。

この本を読むきっかけになったのは、学生時代に3時間ぐらいの映画でみた切ない物語は本では出てないのかと検索し初めて辿り着いたのがきっかけです。

その映画は「エンド・オブ・ザ・ワールド」。同名の映画もあるので、注意してください。ネビル・シュートが原作の物語ですが、映画と原作は全然違いました。映画を観るなら本を読んでからの方が絶対に、間違いなく、確実に良いです。

本の内容はネタバレになるので、あまり書きたくないのですが、少しだけ。

ソ連と中国の戦争をきっかけに世界大戦へと発展し、コバルト爆弾により北半球は放射能に汚染されて生物がいない世界となっているが、北半球からモールス信号が送信される。そのモールス信号は解読できない内容ではあるが、調査を行う必要があるという事で、潜水艦スコーピオンで北半球に調査に向かう。南半球にも放射能が。。

人類、自分の終りがわかっている時、自分はどう行動するのか、周辺の人たちはどうするのか。何に残りの人生の幸せを求めるのか。

それを考えた時、死ぬ前にピラミッドとか世界の絶景とか見たいが、飛行機が運航していないかも知れない。それならせめて日本の絶景でも見たいが、家族が行かないと言ったらどうするだろうか。答えはその場にならないときっと出ないでしょう。

この物語のオーストラリアでは最後まで自分の好きな事を突き通す人が多くいました。お金なんて必要無くなるのに最後まで働いている人もいます。ホームズと館長のドワイトの行動は、最後の最後まで紳士の振る舞いを見せてくれます。自分もこうありたいと思いますが、難しい事だと思います。

人の美しさを振り替えらせてくれる物語。是非とも読んで頂きたい優良作品です。映画では一部の登場人物が悪いイメージの設定になっています。原作の方が確実に良い作品で心に染みますので、本をお勧めします。




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