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「渇きの海」月の海を砂上遊覧船で航海中に起こった事故で閉じ込められた船内の人たちのドラマ

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「渇きの海」月の海を砂上遊覧船で航海中の事故からの救出劇

人類が地球から月や火星に住むようになった近未来の物語。

Wikiより

近未来、月面には多数の人類が移民し、暮らせるようになっていた。観光事業のひとつとして月の「流れる砂の海」では、同型機を持たない砂上遊覧船「セレーネ号」による観光が行われていた。 あるとき「砂の海」の地殻変動により、航行中のセレーネ号が砂に飲み込まれてしまう。遊覧船は砂上を航行する「船」であり、推進装置といえばプロペラスクリューのみ。また一度飲み込まれると、「砂の海」の比重の関係で再び自然に浮上することは数千年後になる。砂の層が電磁波を通さないために、無線連絡することもできない。やがて、覆いかぶさる砂の重みで船が潰されるか、砂の断熱作用で船内の熱排出ができなくなり、温度上昇が致命的になるのは時間の問題である。しかも救助隊にとって、沈んだ船の位置を突き止めることは非常に困難で、現場まで運搬できる機材の量も限られている。そんなとき、上空のステーションに勤務する男が、あるものの残った痕跡を探すことを思いついた。

月の観光ツアーの渇きの海を渡航中に近く変動により砂に埋もれてします。埋めれた砂の影響で通信ができなくなり、砂に埋もれた場所を地上に連絡する事もできない。遭難にあったことがわかった地上からも遊覧船がどこなのかがわからない。捜索が打ち切られた時に昨晩に撮影された写真に航跡が残っている事に気づき、再度捜索が開始される。

砂に埋もれた船内では、船長が落ち着いた対応を行う。食事、空気は一週間分はあるのだが、何もすることない余暇を乗り越える為の様子や必ず一人はいる協調しない人の対応の様子が面白い。そうする中、船内の熱が放出できず気温がどんどん上昇していく…。

本作品はケネディ大統領が人類を月に行くアポロ計画を発表した1961年に発表されました。物語の背景は人類が月に移り住んでいるという近未来の話となります。重力が6分の1の月の世界の細かく描写されたSF感を楽しめますが、船内の様々な種類の人が演じる人間ドラマも楽しみの1つです。

 


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