おススメの文庫本

おすすめの文庫本!日本のSFです「産霊山秘録」

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産霊山秘録(むすびのやまひろく)

ちょっと偏見が入りますが、1973年ってまだSFが普通に語られるイメージなかった時代だと思いますが、その時の日本人でこのような科学的な文章をかける人がいたなんて、なんかうれしいです。

「BOOK」データベースより

はるか古代から続く「ヒ」一族は、国が動乱期にさしかかると、特殊な能力を使って危機を救ってきたといわれる。その能力とは、御鏡、依玉、伊吹と呼ばれる三種の神器を使ったテレパシー、テレポーテーションであった。物語は戦国の世、織田信長の比叡山焼き討ちから始まり、関ヶ原、幕末、太平洋戦争、そして戦後の混乱期へと四百年の時を越える。歴史の襞の中で動く「ヒ」一族を圧倒的スケールで描くSF伝奇ロマンの傑作。

歴史の裏には天皇家を守ってきた「ヒ」族が絡んでおり、歴史に大きな影響を与えた一族の話です。その一族は三種の神器を使うことで念動力や瞬間移動の技を成すことのできる凄いやつらです。明智光秀の話から東京大空襲の話に至り、最後にはNASAにまでも話は発展します。うーん、面白い。

オシラサマという目も鼻もないものの設定など、出てくるキャラクタもぞっとしますが、何か現実味があったりします。フィクションであってフィクションでないような感銘を受けたのも正直なところです。

半村良殿の表現は今の日本人にも受ける発想に驚かされます。日本のSFの傑作と言えます!






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