おススメの文庫本

おすすめの文庫本!絶対ハマる!「シグマフォースシリーズ」

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ウバールの悪魔

私がシグマフォースシリーズを読みだしたきっかけの本です。シグマフォースシリーズの外伝という位置づけではないのですが、本編のシグマフォースの司令官であるペインター・クロウがまだ隊員時代の物語になります。

「BOOK」データベースより

激しい雷雨に見舞われた深夜の大英博物館で起きた爆破事件により、一人の警備員が犠牲になった。博物館の学芸員のサフィア・アル=マーズ、サフィアの幼馴染みで大富豪のキャラ・ケンジントン、サフィアの元恋人の考古学者オマハ・ダンは、爆破事件がキャラの父の死の謎と関連があると知り、調査のためにオマーンの砂漠の失われた都市「ウバール」へと向かう。一方、米国の秘密特殊部隊シグマフォースのペインター・クロウ隊長も、爆発の陰に無尽蔵のエネルギーを持つ反物質が存在していることをつかみ、身分を隠してサフィアたちに同行する。だが、テロ組織ギルドも反物質を入手しようと狙っていた。ギルドがペインターたちに差し向けた刺客は、ペインターのことを公私ともに知り尽くした人物だった。

ジェームズ・ロリンズ氏の描画は巧みな表現なので、物語の様子がはっきり頭に想像できます。考えずに読むことで頭に想像が浮かぶ本は大体面白い。自分が物語に入り込みやすいからでしょうね。また、同じ場面でダラダラとした会話やアクションが行われるのではなく、話の展開の移り変わりが早いので、サクサクと読めました。フィクションの中にも現実の事実が混ざっているのも面白いポイントです。

ペインターの考え、行動には無駄がない。的確なリーダー格な人なイメージです。複雑な謎解きもあっという間に解決です。そこは本ですから、サクサク解決してもらわないと話にならないのですが、ちょっと無茶ぶりな場面もありますが、面白いから何でもOKですね。

シリーズもので、どの著書から読んでも面白いのですが、人間模様なども面白いシリーズですので、順番に読むことをおススメします。ウバールの悪魔は”シリーズNo.0″ですね。


マギの整骨

ここからがシグマフォースシリーズの始まりとなります。シリーズNo.1。グレイソン・ピアースなどシグマフォースのメンバの面々が登場します。レイチェル、ピアースの関係は…!?

「BOOK」データベースより

ドイツのケルン大聖堂で行われていたミサの最中、修道服姿の侵入者たちが出席者と司祭を惨殺した。犯人の目的は黄金や貴重な美術品ではなく、内部に保管されていた“マギの聖骨”だった。キリストの聖誕を祝いに訪れた東方の三博士の聖骨だ。聖骨を奪った襲撃者たちは、世界を一変させる力を手にする。事態の収拾に追われるヴァチカンは、ローマの国防省警察に所属するレイチェル・ヴェローナ中尉に調査を依頼。だが、彼らだけではこの奇怪な盗難と殺人事件に対処できない。そこで、米国国防総省内の機密組織、シグマに応援の要請が届く。グレイソン・ピアーズは、科学者と特殊部隊の隊員から成る即席のチームを編成し、奪われた聖骨の謎の解明に取り掛かる。彼らは暗い過去の歴史を暴きながら、古代の秘密が眠るアレクサンダー大王の遺跡へと向かう。その先には、神秘と恐怖のベールに包まれたドラゴンコートが待ち構えていた…。

正直、題名だけ見る分には絶対買わないと思う作品だったのですが、”ウバールの悪魔”を読んで面白い作品を書く作者だったので購入しました。正解でしたね。やはり面白い!前作のウバールの悪魔に引き続き、展開が速く、アクションも多くて楽しめます。

グレイソン・ピアーズ(グレイ)が隊長になって、部下の扱い方についての心情が揺れる描写など流石と思います。個人の特徴がうまく描写されるのがいいですね。今回ではレイチェルとの関係もあり、そういった楽しみ方もシグマフォースシリーズの楽しみ方の一つだと思います。もちろん、この作品も実在することが記載されているのも楽しめますね。


ナチの亡霊

シリーズNo.2。ペインターの活躍もあり、モンクの気になる恋愛もありと見どころありの作品です。

「BOOK」データベースより

デンマークの首都コペンハーゲンで開催されたオークションで、チャールズ・ダーウィンの所有していた聖書が出品された。調査に訪れたシグマフォースのグレイソン・ピアース隊長は、謎の暗殺者に命を狙われる。同じ頃、ネパールの僧院で発生した奇病を調査していたドクター・リサ・カミングズは、狂気に支配された仏教僧とともに、同じ奇病に感染したシグマフォースのペインター・クロウ司令官を発見した。病気発生の隠蔽を図る謎の組織に捕らえられた二人は、ヒマラヤ山中にあるグラニートシュロス(花崗岩の城)と呼ばれる施設に収容される。一方、南アフリカ共和国の動物保護区では、現地のズールー族の間に伝わる謎の怪物の目撃例が頻発していた。ヨーロッパ、アジア、アフリカで起こったこの三つの事件が一本の線で結び合わさる時、かつてナチス・ドイツの行なっていた恐ろしい研究の正体が明らかになろうとしていた…。

シグマフォースの面々が世界の各地で調査を進め、結果にみんな同じところに辿り着く段階が楽しめます。ナチスの研究は身振るいするようなものばかりです。司令官のペインター自身が調査にあたり病気にかかった時はどうなるのかとドキドキでしたが、うまい具合に解決です。リサもいいキャラを演じてました。注目のキャラです。何より気になるのは、モンクの恋愛ですかね。人の関係の変化も楽しい作品です


ユダの覚醒

シリーズNo.3。マルコポーロの空白の期間にあった事が物語の背景になります。

「BOOK」データベースより

独立記念日ーシグマフォースのグレイ・ピアース隊長のものに、かつて闘ったギルドの女工作員セイチャンが、重傷を負って助けを求めてくる。その直後、グレイたちはギルドのメンバーに襲撃された。グレイとセイチャンは、巻き込まれたグレイの両親と共に、命からがら逃げ出す。セイチャンは組織のある計画に反発し、抜け出してきたという。その計画とは、マルコ・ポーロと『東方見聞録』の謎にまつわるものらしい。一方、シグマのモンク・コッカリスとリサ・カミングズも、ある島で発生した奇病を調査するため向かった先で謎の集団から襲撃を受けていた。突如発生した人肉を欲するようになる奇病と「東方見聞録」から削除された空白の期間ー真実を記した秘密の書ーそれらが解明される時、人類の内側に潜む大いなる謎が明らかになる…。

新しいキャラの登場です。セイチャン。何か日本人からすると「セイちゃん」って感じになってしまいます(私だけではないはず)。凄い腕が立つのですが、本気モードの悪なのよくわからない微妙な印象です。

マルコポーロは東方見聞録に記録を残したってことしか知らないのですが、その中国からの航路中に空白の期間があるという事実、その時の船の数が減った事実などを知ったのはちょっとうれしいかったですね。空白の時間にあった出来事のうまい描画もさすがでサクサク読める作品です。


ロマの血脈

シリーズNo.4。アインシュタイン、エジソン、ベートーヴェンなど歴史に名を残す人達は自閉症(サヴァン症候群)だった事が物語の背景になります。

「BOOK」データベースより

シグマフォースのグレイ・ピアース隊長の目の前で一人の男性が射殺された。著名な神経学者であるその男性、アーチボルド・ポークは、致死量の放射線を浴びていた。デルポイの神殿が描かれた硬貨と、不思議な能力を持つ少女の手による絵を手がかりに、グレイたちシグマの隊員は、ポークの娘エリザベス、ロマの男性ルカとともに、インドへと向かう。一方、ロシアのウラル山脈で記憶を失った一人の男性が目を覚ました。彼は不思議な能力を持つ三人の子供から、「僕たちを救い出して」との依頼を受ける。その頃、ロシアではニコライ・ソロコフ上院議員とサヴィーナ・マートフ少将を中心に、チェルノブイリ原発を利用したロシア再興計画が進んでいた。その計画に参加させられていたのが、不思議な能力を持つ子供たちだったのだ。子供たちの能力を増幅させる人体実験には、シグマの存在を疎ましく思うアメリカのグループも関与していた…。

「ロマ」って何?

ロマRoma, 次節も参照。単数はロム)は、ジプシーと呼ばれてきた集団のうちの主に北インドのロマニ系に由来し中東欧に居住する移動型民族である。(Wikipediaより)

ナチスにも酷い扱いをされたようです。日本人にはあまり馴染みがないですね。まーそれはさておき、ロマの血脈はギリシャが発症だの話があります。またサヴァン症候群のような特殊能力をもつロマの子供達が絡む話となるのですが、チェルノブイリ原発とか、現実にあるものが背景に調査が進んでいきます。事実の話がかなり深く絡めているのが面白い!

私の大好きなキャラ「コワルスキー」、いつも気楽なことを口にだしてグレイによく無視される奴ですが、そんなコワルスキーにも恋愛対象となる女版コワルスキーのような「エリザベス」が登場します。これからのコワルスキーが楽しみ。




ケルトの封印

シリーズNo.5。世界の人口増加で食料危機になる事が物語の背景になります。

「BOOK」データベースより

ヴァチカンのサンピエトロ大聖堂での神父、アフリカ・マリ共和国の難民キャンプでのアメリカ人大学生、アメリカのプリンストン大学での大学教授ー三つの大陸で起きた三つの殺人事件には、ある共通点があった。シグマフォースのグレイ・ピアースは、ヴァチカンでの事件でおじが巻き添えになった元恋人レイチェルの依頼でイタリアに飛び、渦巻模様と円環の謎を追う。一方、マリで犠牲になった大学生の父親である上院議員の要請で調査を進めるペインター・クロウは、遺伝子組み換え作物を手がけるノルウェーの企業が事件の裏に存在することを突き止めた。だが、調査を進めるグレイとペインターに、炎と氷の脅威と裏切りの罠が迫る。「ドゥームズデイ・ブックの鍵」を巡り、シグマとギルドとの争奪戦の火ぶたが切って落とされた。

他の本や映画でも問題になる食料危機が今回の話ですが、身近というか自分が老人になるころにはもっと多大な問題に発展するであろう事ですので、改めて本で読むとちょっと考えさせられます。ギルドの悪い奴らは世界を破滅させるような行動をとりますが、自分達も影響を受けると思うのですが、それが前提なんですかねーって思います。その辺りをギルドとシグマで話ができないのか。。ギルドは北〇〇を表しているような印象があります。

グレイとレイチェルとは切っても切り離せない関係ですねー。レイチェルもわざわざグレイに頼む必要があるかって気もしますけどね。セイちゃん セイチャンが気になります。初めに出てきた感じと動きが変わってきました。気になるよね~。


ジェファーソンの密約

シリーズNo.6。第3代アメリカ合衆国大統領のトーマス・ジェファーソン。人種差別、アメリカ領土の拡大など色々歴史の勉強の時に出てきた有名人の密約が背景となる話です。

「BOOK」データベースより

アメリカ・ユタ州山間部の洞窟で謎の爆発が起こった。現場の大地や岩盤は細かい砂と化し、火山の噴火を誘発してしまう。シグマフォースのペインター・クロウ司令官は、現場に居合わせたハンク・カノシュ教授らとともに、爆発の謎を追う。同じ頃、シグマのグレイ・ピアース隊長と女暗殺者セイチャンは、テロ組織ギルドの手がかりを求めて国立公文書記録管理局に向かっていた。トーマス・ジェファーソンら建国の父たちとアメリカ先住民との間の密約とは?「十四番目の植民地」とは?「大いなる秘薬」とは?それらは爆発と、ギルドの起源と、関係があるのだろうか?ニュートリノの謎の放出と、トーマス・ジェファーソンの書簡の内容を手がかりに、グレイたちはアイスランド沖合の島へと向かう。

この作品を読んでいたら、インディ・ジョーンズの話を読んでるような場面もありました。島が崩れるなどちょっと規模が大きすぎてあり得なさ過ぎのような場面がもありますが、この本でも相変わらずの素早いアクションで盛り上がります。毎度毎度世界の危機の危機を救ってくれます。火山が噴火っていうストーリーがよく思いつくなーって関心します。

そろそろ、セイチャンが味方になるかなーって感じですね。人間関係が色々面白くなってきました。コワルスキーが相変わらず好きだなー。


ギルドの系譜

シリーズNo.7。永遠の命を研究を背景とし、ギルドの成り立ちがわかる話です。

「BOOK」データベースより

アメリカ合衆国ジェームズ・T・ギャント大統領の娘アマンダが、セーシェル諸島でソマリアの海賊に誘拐された。シグマフォースのペインター・クロウ司令官は、グレイ・ピアース隊長率いるチームを救出のために派遣する。しかし、出産を間近に控えたアマンダが、逃げるようにセーシェル諸島へと向かった理由とは? 誘拐の裏にギルドが関与しているのか? ペインターはアマンダが人工授精手術を受けた不妊クリニックの調査を行なう。一方、グレイはタッカー・ウェイン大尉と軍用犬ケインの協力を得て、ソマリア山中の謎の施設にアマンダがいることを突き止める。だが、建物内に踏み込んだグレイが発見したのは、腹部を切り裂かれた惨殺死体だった。その間、ギルドによるシグマ包囲網は着々と狭まりつつあった……。

話がビッグです。十字軍のテンプル騎士団から発生し、その末裔は大統領のギャント家につながっていきます。物語の途中には見世物小屋みたいな場面もありますが、本当に行われてそうでちょっとぞっとします。最新の遺伝子工学の話もでてきます。永遠の命が背景なのでそのような話もあがってくるのですが、永遠の命なんてくれると言われても断りますけどね。

さて、今回のネタもシグマ隊員が総動員で活動します。気になるセイチャン。。どんどんグレイとの関係も近くなってきます。出てきた当初の面影はないですね。セイチャンが世界に指名手配されている暗殺者という事は忘れてます。この物語の最後も好きです。自業自得っていう言葉がよく似合います。ちょっと気持ちよかったなー。


チンギスの陵墓

シリーズNo.8。何と彗星から世界を救う話です。主役はセイチャン。これは見逃せない作品です!

「BOOK」データベースより

ダークエネルギーの調査をしていたアメリカの軍事衛星が、彗星の尾に接近した後、地球に墜落する。通信が途絶える直前に衛星から送られてきた画像がとらえていたのは、廃墟と化した四日後のアメリカ東海岸だった。一方、ローマのヴィゴー・ヴェローナのもとに届いた古い頭蓋骨にも、四日後に地球が滅びるとの予言が記されていた。シグマフォースのペインター・クロウ司令官は、モンク・コッカリスたちを派遣し、ヴィゴーとその姪のレイチェルとともに、頭蓋骨の送り主がいるアラル海に向かわせる。その頃、死んだと思われていた母親の行方を探してマカオを訪れていたセイチャンが、何者かに拉致される。グレイ・ピアースとジョー・コワルスキは、セイチャン奪還のため北朝鮮の平壌に乗り込んだ。

後4日で人類が滅亡という難題を解決です!もー半分マンガの世界ですね。シグマのメンバが揃えば今まで解けなかった謎もあっと言う間に解いちゃいます。たぶん、ピラミッドの謎もシグマのメンバが揃えば1週間で全てわかるんじゃないかなー。しかし、後4日で終わるという事実を知ってそれを解決しようという考えにも脱帽です。そんな物語の書きっぷりは最高です!あいかわず一気読みです。テンポよすぎなのが大好きです。

さー気になるセイチャンとの関係も綺麗になります。元カノのレイチェルはかわいそうです。レイチェルはなんだかんだとシグマに関わっていましたが、もう出てこないかも。しかし、セイチャンは180度変わりましたね。女の子です。今思えば、洞窟で槍が肩を貫通して動けなくなったセイチャンをグレイが助けなければ今頃どうなっていたのか。その助けに至るのも偶然の成り行きだったような覚えが…ジェームズ・ロリンズ氏の心変わりかな。兎にも角にも三角関係も解決し、グレイ💛セイチャンとなりました。めでたしめでたし。


ダーウィンの警告

シリーズNo.9。南極の地下にある世界の話です。

「BOOK」データベースより

カリフォルニア州の軍事研究施設から、爆発とともに謎の物質が流出した。その研究所から発信された最後のメッセージは、“殺して…私たちを全員、殺して”。現地に赴いたシグマフォースのペインター・クロウ司令官は、山間部を死の世界に変えながら拡散する物質の封じ込め作戦の指揮を執るが、正体不明の物質への対処法が見つからない。一方、研究施設で行なわれていた実験内容を探っていたグレイ・ピアース隊長は、施設の爆発後に行方不明となったケンドール・ヘス所長の知り合いのアレックス・ハリントン教授から要請を受け、南極大陸に飛ぶ。しかし、現地ではグレイたちの調査を妨げる勢力が待ち構えていた。カリフォルニア州での災厄と氷の大陸での攻撃を、裏で画策しているのはいったい何者なのか?

う~っと、ちょっとうなりたくなる作品でした。いつものテンポよさが欠けた感じがします。アクションの切り替えの場面が雪と氷なので、その表現も制限されるからかも知れません。現実に基づく事を出し切るために無理しすぎた感もあります。南極に新しい発見があったのは他の作品でも読んだことがありますが、大体よく似た感じです。いつもの独特感が物足りなかったです。

グレイ、コワルスキーの活躍もパッとしない。セイチャンに至っては最後に顔を覗かせただけ。巻末に物語で引用されていることは事実であることの記述がありますが、なんかシリーズを重ねるごとに増えて行ってるような気がします。そのような事を紐づけて面白い作品を仕上げるジェームズ・ロリンズ氏は流石です。個人的に大好きなコワルスキーとセイチャン、モンクも活躍の場があるように次回の作品を期待です。そういえば巻末には本作でシリーズ10作目と記載されていました。たぶん”ウバールの悪魔”も含めてのカウントでしょうね。




イヴの迷宮

シリーズNo.10。遺伝子操作、人類のなぞに迫る話です。

「BOOK」データベースより

遺伝学者レナ・クランドールとローランド・ノヴァク神父は、クロアチアの洞窟でネアンデルタール人の遺骨らしきものと壮麗な壁画を発見するが、謎の一団の襲撃を受けて洞窟内に閉じ込められる。シグマフォースのグレイ・ピアースとセイチャンによって救出されたものの、遺骨は奪われてしまう。遺骨の謎を探るため、グレイたちはアタナシウス・キルヒャーという十七世紀の神父が残した手がかりを追う。一方、アメリカにいるレナの双子の妹マリアは、調査に訪れたジョー・コワルスキと飼育しているゴリラのバーコとともに、中国人の一団に拉致されてしまう。ネアンデルタール人の遺骨と北京で行なわれている謎の実験の関連は何なのか?

遺伝子操作で絶滅した動物を復活させる話などは現実にありますが、実際に行われている実験の様子を聞くとちょっと恐くなります。今回出てくる動物も実験されたものが対象となります。話は2つ場所で進んでいきますが、片方では古代文明、月、遺伝子など不思議な共通点がある事がかかれています。366という数字が共通点です。こういうの大好きです。ピラミッドの謎みたい。

今回は大好きなコワルスキーが大活躍するシリーズです。手話でゴリラ(バーコ)と会話するうちに心境がかわってくるのが面白い。いつも通り荒い性格で物事をやってのける姿が大好きです。研究者のマリアといい関係に発展すればいいのにって思って読んでいましたが、文末のエピローグで……今後の作品を楽しむ要素の1つとしたい。

グレイ、セイチャンの関係。セイチャンがグレイを思う場面がたびたび出てきます。グレイの心境も出てきますが、お互いが相手が必要と思う関係っていいですね。お互いが秘密組織の隊員で、片方は世界中から追われている殺し屋っていう背景も凄いですけどね。このまま良い関係でいて欲しいものです。


モーセの災い

シリーズNo.11。今回の話は旧約聖書の「十の災い」に関連するような災害のお話です。

「BOOK」データベースより

二年前にアフリカの砂漠で行方不明になったハロルド・マッケイブ教授が半ばミイラ化した状態で発見され、その死体から謎の病気が広がる。シグマフォースのペインター・クロウ司令官は旧友のサフィア・アル=マーズから調査を依頼されるが、サフィアも何者かに拉致されてしまう。グレイ・ピアース、セイチャン、ジョー・コワルスキは、教授の娘のジェーン、教え子のデレク・ランキンとともにスーダンに赴き、旧約聖書の出エジプト記の「十の災い」を研究していた教授の資料から病気の原因と治療法の発見を試みる。サフィアの奪還を目指すペインターは、彼女が極北の地のオーロラ・ステーションにいることを突き止める。施設を運営するのは発明家ニコラ・ステラを崇拝する実業家サイモン・ハートネルだった。
今回の話が旧約聖書の「十の災い」に結びつけるのはちょっときつい印象がありましたが、相変わらずあっと言う間に読みました。面白いですね。けど、今回の物語は何回か読み返した方が良いかも知れません。
ミイラ化から話の展開の仕方が面白い。さすが、ロリンズ氏ですね。話の展開が早い。
今回は、まずコワルスキーとセイチャンとのコンビの小話があり、そこから本編に入ります。本編でもコワルスキーとセイチャンの変わったコンビネーションが楽しめます。コワルスキーに無茶な行動に対するセイチャンが面白い。セイチャンの気持ちはわかります。私はそんな無茶なコワルスキーの大ファンです。
また、久しぶりに司令官のペインターの活躍も見れたのは良かったですが、掴まった所からの話がちょっと強引な展開すぎた感がありましたけどね。それでも最後の最後はペインターが片付けてくれます。流石です。
忘れてはいけないのはセイチャンとグレイの関係です。いつもの如く2人の関係が述べられますが、今回は少しいつもと違うセイチャンの対応がありました。そろそろ話を着地して欲しい。あいまいな関係がずっと続きます。2人の仕事や身分を考えると引っ張るのも仕方ないのかも知れませんが…

スミソニアンの王冠

シリーズNo.12。大昔のスズメバチの脅威が世界に広がり、ある国だけが生き残ろうとする話です。


「Book」データベースより

ハワイのマウイ島に滞在中のグレイ・ピアースとセイチャンは、巨大なスズメバチの群れに襲われる。群れはハワイ島やオアフ島も襲撃し、多くの死傷者が出る事態に陥った。対応に追われるシグマフォースのペインター・クロウ司令官は、スミソニアン協会の創設者ジェームズ・スミソンの遺品で、第二次世界大戦中に盗まれた「悪魔の王冠」が、その件に関わっていることを知る。その裏で糸を引いていたのは、大日本帝国の再興と、殺された妻の復讐を誓う伊藤隆志という人物だった。一方、毒性学者のケン・マツイ教授からスズメバチがもたらす真の脅威について知らされたグレイたちは、群れのコロニー化の調査に乗り出すが、その過程でセイチャンがスズメバチに刺され、体内に卵を産みつけられてしまった…。

遂にきました。我が大日本帝国が舞台です。「伊藤隆志」めちゃくちゃ悪い奴(同性同名の人には申し訳ない)です。ハワイで復讐と試験を兼ねてスズメバチを放ち…あまり書くとネタバレになるので、内容は控えます。

とりあえず、大昔のスズメバチは無敵で他の動物に寄生して仲間を増やすというのがカギです。

この物語の主役はグレイとセイチャンです。この2人は何と9カ月間も仕事もせずに世界中をLoveLoveでバカンス旅行してました。何と言う事でしょー。世界に指名手配されているセイチャンはそんなに観光地に出向いて大丈夫なのか。。いくら気を付けていると言っても絶対問題あったと思いますけどね。けど羨ましい限りです。そのバカンス旅行でハワイに行った時に襲われたのが話の始まりです。

今回はセイチャンに危機が迫ります。けど、そんな大きな問題もシグマフォースがかかれば3日で解決です。ホントに凄いチームですね。私が個人的に大好きなコワルスキーの活躍する場面があまりありませんでしたが、今回はセイチャンの〇〇に免じて目をつぶりましょう。また自作が楽しみです。

★こちらの作品もハマること間違いなしに面白い!★

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