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図書館内乱(図書館戦争シリーズ2)。図書特殊隊員の個人的な話が明かされる。おとぼけキャラはあいかわらず健在!

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図書館内乱(図書館戦争シリーズ2)。隊員たちの身内事情や悩みが理解できます。

始まりは前回のシリーズからの続きで、郁の両親が図書館に仕事ぶりを見に来る話から始まります。

出版書誌データベースより

両親に防衛員勤務と言い出せない笠原郁に、不意の手紙が届く。田舎から両親がやってくる!? 防衛員とバレれば図書隊を辞めさせられる!! かくして図書隊による、必死の両親攪乱作戦が始まった!?

シリーズ1の図書館戦争で、主要キャラがほぼ揃い。キャラ同士の関係性もわかってきました。シリーズ2ではさらに個人事情が理解できます。個性を知ることで今後の話もさらに面白くなりそうです。図書館内乱の題目は5つ。

  • 両親攪乱作戦
  • 恋の障害
  • 美女の微笑み
  • 兄と弟
  • 図書館の明日はどっちだ

「両親攪乱作戦」始まりは郁の両親の話から始まります。両親は娘に危険な仕事はさせないという強い思いがあるので、郁は今の職業を正直に明かすことができないでいます。両親が図書館にくる時は非戦闘員で図書館業務を行うのが仕事という設定となる。周りのメンバも協力して難を去るのだが…。

「恋の障害」耳の障害をもつ高校生の毬江ちゃん。毬江ちゃんは小牧の幼馴染みで、小牧は毬江ちゃんの面倒をよくみる。そんな毬江ちゃんを巻き込んだ事件が発生し、怒る小牧が犯人を捜すためにおとり作成を結構するが…。

「美女の微笑み」美女で情報通の柴崎。そんな美人を食事に誘う人物が現れる。柴崎が自分自身を振り返る場面があるが、正直に美人が自分をなじるように思う事があるのかと疑問が浮かぶ。話の中の柴崎は過去の事があるからそういう思いもあるのかも…とりあえず、男女関係の結末が気になる。

「兄と弟」図書館サイトの本のレビューを記載する砂川。そのレビューは本の内容を批判するものが多く、郁の好きな本もコケにされる。砂川を嫌う郁が砂川とあった時に文句を言うのだが…。

「図書館の明日はどっちだ」砂川が起こした事件の関係者とされた郁が査問会に呼ばれる事になる。図書特殊部隊と敵対する大きな組織の中心人物の手塚の兄がその事件に…

図書館内乱と呼ぶにふさわしい内容でした。「あほか貴様」の声は少なかったですが、いつも通りの郁の姿が見れてよかった。柴崎は外見は美人だけど内面はどうなんだろうと思わせる話も楽しめた。最後の手塚の兄が重要人物になりそうで、最後の最後がまた楽しみな展開となる。

一気読みできる面白い作品でした。次のシリーズ3の展開が非常に楽しみです。図書館戦争とか現実にはあり得ない世界感ですが、有川浩氏が書くと何か身近な問題に感じさせる表現が凄いと思う。力のある作家なんでしょうねー。


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