Sinnの 956.KLASSIK
Sinn(ジン)といえばシンプルな時計が多いイメージがあります。…個人的な勝手な見解。
実際はクロノグラフやパイロットウォッチも多彩にそろえてるので、全てがシンプルではないのですが、少し個性のあるデザインのいい時計を揃えるメーカの印象です。
モデル956で最も特徴的なのは時速30km/hまでの計測を可能にしたダイヤル外周の二重タキメーターとパワーリザーブ・インジケーターです。クラシックラリーでは時速30km/hから60km/hの速度が最も重要ですが、この表示は通常のタキメータークロノグラフには表示されません。また、ムーブメントのパワーリザーブを表示するパワーリザーブ・インジケーターはメルセデスSL300等のタンクインジケーターと同じデザインとなっています。グローブをはめたままでも操作のしやすい大型のリューズや、航空機のコックピットに搭載されているオンボードクロノグラフと同様の優れた視認性のダイヤルなど、メカ好きのオールドタイマーたちの要望が随所に活かされたプロスペック・クロノグラフです。
その中でも文字盤の配色、数字のバランスが良いデザインの956が特徴あってよい感じです。
説明の通りにクラシックラリーの計測が行えるように30kmまでのタキメーターが付いていますが、実用性としては皆無ですが、このデザインが好きです。
30分積算計、12時間積算計のクロノグラフを備えてる上に、小さいのですが日付まであります。
シンプルな飽きがこないデザインなので、長い付き合いできそうな時計です。